古箱屋をはじめる前の話です

こんなことを古箱屋のブログに書くのもどうかと思いますが、明日は愛娘の小学校入学式なのです。

こないだ産まれたと思ったらもうランドセル・・・本当にありがたいことですね。

 

今年で5年目の古箱屋ですが、この仕事を始める前にいろいろと悩んでいた僕の背中を押してくれたのは、実は子供でした。

 

あ、もちろん奥様もですけどね(笑)

 

まだ保育園に通っていた長男とお風呂に入っているとき、僕は彼になんとなく仕事の相談したんです。

 

昔から古くて味わいのあるモノが大好きだった僕は、次はリサイクルの仕事をしたいとは思っていましたが、本当に独り立ち出来るかどうか自信がありませんでした。

 

「父ちゃん、何の仕事をしたらいいと思う?」

と聞くと彼は、

 

「父ちゃんは修理屋さんやったらええねん。だって、お家とかおもちゃとかなんでも修理してくれるやん。」

 

何でも修理できるわけではもちろんありません。

でも古いモノを綺麗にしたり、修理したりすることは何よりも大好きでした。

 

その言葉に勝手に運命のようなものを感じた僕は、その瞬間に古箱屋の開業を決めました。

 

開業したのは長男が小学校に入学する直前、3月の終わり。

 

この子がこれから小学生になるというのに本当に大丈夫なのか・・・と仕事を始める前はずっと思っていましたが、子供の言葉があったから今日までやってこられました。

 

もちろん奥様のサポートがあってこそですけど(笑)

 

それはまさに何の根拠も無い自信でしたが、不思議なもんですね。